お知らせ

能登半島地震?能登半島豪雨災害での被災地支援

2024年1月1日に発生した能登半島地震では、震度7(マグニチュード7.6)を記録し、500人弱の方が亡くなるなど甚大な被害が発生しました。地域共生教育センターに所属するKITAQ∞『絆』復興応援プロジェクトでは、発災当初に募金活動を行うなど学内でできる支援活動を行ってきました。その他にも、災害時緊急支援チームとして被災地派遣を4月と9月と11月の3回行いました。

被災地支援(4月)

日  時:2024年4月26日(金)~29日(月)
参加者 :学生4名、教職員2名
活動場所:石川県輪島市町野町周辺
宿泊場所:奥能登ボランティアセンター(26日)
    :輪島市ふるさと体験交流館(27日,28日)
活動内容:被災家屋(旅館)の片づけ
    :倒れたブロック塀の撤去
    :鯉のぼりの設置

<参加した学生の声>
能登半島は地形的にアプローチがしにくく、地震で道路が寸断され、孤立している地域がありました。そこには支援に来た私たちボランティアも介入することができず、やりきれない気持ちになりました。また、街の中心地から離れたところでは住宅の数が少ないため、被害が点在していて全容が見えにくいと感じました。更に、ご高齢の方も多く、家の片付けをするには人手が必要だと思うため、今後もボランティアなどの支援が重要だと感じました。

被災地支援(9月)

日  時:2024年9月13日(金)~16日(月)
参加者 :学生4名、教員1名
活動場所:石川県輪島市金蔵周辺
    :石川県七尾市「和倉温泉観光協会」
宿泊場所:奥能登ボランティアセンター
活動内容:被災家屋(お寺)の片づけ
    :観光協会でのインタビュー

<参加した学生の声>
発災から半年以上が経過して、北九州では全くと言っていいほどニュースに流れる事もなくなり、自身の中では復旧?復興が進んでいるのではないかと思っていました。しかし、現実にはまだまだ手付かずの場所があったり、苦しみの渦中にいる人が多くいたりすることが分かりました。毎週のように通える距離にあるわけではないので、北九州にいながらも支援できることを考え、今後は和倉温泉で製造されている「わくラムネ」を自分たちの風化防止の活動に紐づけて行っていきたいと思います。

被災地支援(11月)

日  時:2024年11月1日(金)~4日(月)
参加者 :学生9名、教員1名
活動場所:石川県輪島市門前町深見地区
    :石川県輪島市門前町道下仮設住宅
宿泊場所:奥能登ボランティアセンター
活動内容:仮設住宅での被災者宅訪問
    :被災家屋(お寺)の片づけ

<参加した学生の声>
能登半島で最も痛感したのは、復興の難しさです。現地に行くまでは、政府が予算を組んで金銭的支援を行えば、比較的早く復興が進むだろうと楽観的に考えていました。しかし、地震から1年弱、大雨から数か月が経過した現在でも水道すら復旧していないという現状を目の当たりにし、復興には圧倒的に人手が不足していることを強く感じました。さらに、日本には災害地に人を派遣するシステムが十分に整備されていないのではないかと考えるようになりました。今回、私たちは九州から能登半島に赴きましたが、その交通費を考えると、近隣地域に住む人々を中心に支援者を集めることができれば、同じコストでより多くの人を動員することが可能です。そのため、地域内での相互協力を促進するシステムを構築する必要性を強く感じました。