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北九州市立大学

東洋紡株式会社勤務
国際環境工学研究科
環境システム専攻 バイオシステムコース
【2019年3月卒業】
桑田 裕太さん
【広島県立府中高等学校出身】
  • 学生時代に学んだことや
    現在のお仕事で役に立っていることは?
     学生時代の活動では特に野外研修が思い出に残っています。普段は大学内で講義を受けているのですが、その研修は県外へでて自然豊かな屋外にて水質調査や土壌調査を行うというものでした。普段屋内の実験室で実験をすることが多いので屋外実習がとても新鮮で、昼間は外で実習をして夜は学科のメンバーで地元の食材でバーベキューをしたりと、九州の豊かな環境を生かした北九州市立大学ならではの講義だと感じています。
     私の現在所属している研究企画管理室は、他部署と情報交換を行う機会が多くコミュニケーション力が求められます。北九大では、他学科の学生と交流する機会が多く、さらには大学教員の方と距離が近く気軽に相談できる環境であったと感じています。大学の講義や研究内容について悩んだ際にはよく相談にのっていただきました。その中で培われたコミュニケーション力が今の仕事で非常に役立っていると感じます。
  • 現在のお仕事を選択されたきっかけは?
     大学院までの研究活動の影響が大きかったと思いますが、もともと骨の形成機序(骨の新陳代謝の仕組み)について研究していたこともあり、医療に関する研究開発職の仕事に就きたいと思っておりました。その中で東洋紡でコラーゲン使用人工骨「ボナーク?」が市販に向けて研究開発されていることを知り、私もそれに携わり研究開発の仕事がしてみたいと思ったのがきっかけです。
  • 現在の職業についての内容や
    やりがいを感じるところは?
     現在は、滋賀県大津市にある総合研究所に勤務しており、研究企画管理室にて研究企画の業務に携わっています。具体的には、ライフサイエンス分野の新製品開発に向け市場のニーズを調査し、課題解決のため自分の手で実験しトライしながら仮説検証のサイクルを回しています。一つの分野にとらわれず幅広い視点で調査することを意識しながら取り組んでいます。
     机に座って作業しているだけでは情報が得られないため、お客さまの元へ実際に自分の足を運んで情報を取ってくることが求められます。その中で面白そうな技術を発見してトライしてみるのですが、性能やコストが見合わない場合は再スタートとなり、また一からの調査となります。ですが、調査した内容について社内で提案した際に採択されたときは、新製品開発の一歩を踏み出すことができ非常にやりがいを感じます。
  • これからの将来について
    目標や目指していることは?
     将来的には現在取り組んでいるテーマについて、研究所から事業部まで移管し製品化されることで困っているお客さまのもとへ一日でも早くお届けしたいと考えています。道のりはまだまだ長いですが、1歩ずつ精進してまいります。
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