広報スタッフ日記
2024.9.26 広報スタッフ日記
奈良県川上村が抱える問題「地域の人が交わる場の減少」に挑戦し、職員の皆さんにその解決策を提案しました!
■2024年9月15日~9月21日、地域創生学群専門科目「国内スタディツアー(奈良県川上村)」に参加した学生5名が、村から提示した課題「地域の人が交わる場を持続的に構築運営する仕組みとは?」について仮説を立て、そのエビデンスを地域のみなさまから得るフィールドワークに取り組み、最終日に職員や地元の皆様12名の前で解決策のプレゼンテーションを行いました。
川上村は吉野林業で栄えた村ですが、現在は安い海外木材に市場を奪われ衰退し、過疎化が進んでいます。同時に、地域の盆踊り等のお祭りや、草刈りなど清掃活動をそれぞれの集落で行うことが難しくなっています。
そこで、本学の学生は、もっと地域内の人たちがゆるやかにつながれる場(都会における居酒屋のような)場を作ることはできないのか、それも作って終わりではなく、村民自身が持続的にその場を活性化できる仕組みを作れないのか。4人の区長や教育委員会や健康福祉課の職員さん、地域イベントをコーディネートしている村民にインタビューを行い、プランを何回も作り直して、実現性の高い解決策を提案しました。その一部分でも使ってもらえたら幸甚です。
参加した学生たちは短期間に多くの初対面の村民と対話することでコミュニケーション能力が鍛えられ、さらに地方における人口減少問題の本質を学ぶことが出来ました。