お知らせ
2025.3. 3 お知らせ
北九州市立大学SDGsセミナー「THINK SUSTAINABLE!-"COP"から考える地球環境と企業経営-」を開催しました
2025年2月13日(木)、地域戦略研究所SDGs推進部門主催「北九州市立大学SDGsセミナー「THINK SUSTAINABLE!-"COP"から考える地球環境と企業経営-」を小倉サテライトキャンパスにて開催しました。
このセミナーの目的は、2024年に開催された、二つのCOP(条約締約国会議)、「気候変動COP29」「生物多様性COP16」を通して、私たちに今、何が求められているのか、どう行動すれば良いのかについて学び、共に考えようというものです。
はじめに、IGES(地球環境戦略研究機関) 研究員 大田 純子氏にご講演いただきました。大田氏は、毎年、日本政府代表団の交渉支援のために「気候変動COP」に参加されており、2024年の開催地:アゼルバイジャンで決定した最新の情報や、その決定を受けて考えられる企業への影響などについてお話しいただきました。
続いて、環境省に入省され、現在は北九州市環境局環境保全担当課長である 村上 慈氏から、「生物多様性」をテーマにご講演いただきました。現在、生物多様性の損失は経済面で大きな影響をもたらしており、生物多様性を再興させる「ネイチャーポジティブ*経済」への取組みは、自然資本に根ざした経済の新たな成長につながるチャンスとなる可能性があることを学びました。
また、本学から、「北九州?京築地区 中小企業SDGs調査からわかること」と題して、研究の成果を発表しました。担当教員からは、企業経営におけるSDGsの意義において、近年の動向に関する見解が述べられました。
各講演後には、対面、オンラインを問わず、参加者の方から多くのご質問をいただき、"地球環境"への関心の高さが伺えるセミナーとなりました。
今回のセミナーでは、それぞれの専門家にお話しいただくことで、SDGsに関して様々な角度から現在の 状況を知り、そして未来について考える良い機会となりました。ぜひ、今回得た知識や感じたことを日常生活はもちろん、企業経営にも生かしていただければと思います。
*ネイチャーポジティブ(自然再興)???自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させる(回復傾向へと向かわせる)こと。
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本学では、2022年にSDGs宣言を行い、その中で「持続可能な開発目標SDGsの17の目標の達成に向けて、持続可能な発展のための活動に取り組むこと」を明言しています。
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