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北九州市立大学

コンピュータ活用研究は、
他の領域と
コラボレーションしやすい
ところが魅力。

地域創生学群
地域創生学類
佐藤 貴之 教授

佐藤 貴之 教授

研究の魅力

 現在はコンピュータの教育現場での活用について関心があります。コンピュータ活用に関する研究は、他の領域とコラボレーションしやすいところが魅力です。実際、福祉がご専門の地域創生学群の坂本毅啓先生と福祉教育での教育システムの開発、コンピュータ活用に関して共同研究しています。理工系の研究だけでは絶対に出会えないような方々と交流して、多様な価値観やロジックがあることに気づきました。最近では、新型コロナウィルス感染拡大により、教育現場でのコンピュータ活用(教育DX)が大きく進みました。この状況にリアルタイムで立ち会うことができたのは大変幸運なことだと思っていて、今もこの研究に対してワクワクする状態が続いています。

研究の源

 もともと教員志望だったことも影響していますが、「学ぶことが楽しいこと」、「わからないことがあるからむしろ面白い」と授業で思ってもらうにはどうしたらいいか、という問いが、現在の研究の出発点だと思います。今は、「学び」と「楽しみ」を両立できないか?というのが最大の関心ごとです。

研究の未来

 コンピュータ技術の発達により、魅力的なゲームが多く開発されてきましたが、アナログゲームにも良さ、強みがあると思っています。SNSが発達している今、コンピュータを用いたときのコミュニケーションの限界や対面のコミュニケーションの良さについて、教育工学の視点から考えたいと思っています。

ゼミのイチオシ

 ゼミでは「人をより良い方向に動かすにはどのようにすればよいか」ということを学生と一緒に考えています。デザイン、心理学、経営学、ICTなどの幅広い学術的知見を地域活動に対して効果的に活用することが最終目標です。理論的で固い文章を読むこともありますが、「楽しく学ぶ」を意識してゼミを運営しています。


先生のイチオシ

昨年度からゼミ活動として、オープンキャンパスと同日に高校生対象のイベントを企画?実施しています。今年度は、地域創生学群の学生生活を気軽に体験できるボードゲームをゼミ生が開発し、遊んでもらいました。学生には、相手の存在が自分たちの成長のきっかけになることに気付いてほしいと思っています。

オフショット

ピアノの発表会で娘と一緒に連弾をしたことがあります。人生で一番緊張した場面です。子どもの習い事に付き添うことでクラシックを少しずつ理解できるようになり、それに比例してクラシック音楽が好きになりました。ベートーベンのピアノソナタ「月光」、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が好きです。

Profile

佐藤教授
プロフィール

宮城県仙台市出身です。高校の数学教員になる(しかなれない?)ことを目指し、大学や大学院では、紙と鉛筆があれば事足りるような理論的基礎研究をしていました。博士前期課程修了後に、運よく、高等専門学校(高専)の教員になり、学生と一緒に学ぶうちに、情報システム開発や、それを活用した地域貢献について考えるようになりました。生まれてから35年間、仙台を一度も出たことがなかったのですが、縁あって、ここに来ました。おいしいものが大好きで、東北とは違った九州の食材の魅力を日々感じています。

佐藤教授イラスト

地域創生学群School of
Regional Development

  • 地域創生学類 片岡 寛之 教授
  • 地域創生学類 西田 心平 教授
  • 地域創生学類 佐藤 貴之 教授
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