広報スタッフ日記
国際環境工学部 エネルギー循環化学科の李 丞祐 教授が、歯周病診断用の光学検査装置を共同開発し、2021年12月23日(木)に北九州市役所で記者会見しました。
記者会見には、李教授の他に、共同研究した九州歯科大学の安細 敏弘 教授と東横化学(株)の平川 清 マネージャーが出席しました。
(左から)安細教授(九州歯科大)、李教授、平川マネージャー(東横化学)
一般的な歯周病検査の方法は、プローブという針状の器具で歯周ポケットの深さを調べるので、痛みや出血を伴います。今回開発した装置は、口腔ガスを採取して数値を測定するので、痛みもなく1分程度の短時間で測定することができる画期的なものです。
記者会見では、実際に口腔ガスを採取して測定するデモンストレーションも行いました。
歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどありません。しかし、歯周病は全身の疾患に関連しています。歯科の治療費が安い人は医科の治療費も安い傾向にあるそうです。この装置が普及すれば、歯周病検査での痛みや時間の負担がなくなり、歯周病の早期診断に役立てられるでしょう。